プロフィール
・OZAWA Hiroyuki
・博士(文学)
・関東学院大学、立教大学、東京大学非常勤講師(就職順)
・いわゆる「児童文学」に興味があります。
著書・訳書・共著
・『アニマル・スタディーズ』(平凡社、2023年)共訳書
・サムイル・マルシャーク『森は生きている~12の月のおとぎ話~』
(『小学館世界J文学館』、小学館、2022年)訳書
・『作家たちの手紙』(マール社、2022年)共訳書
・『ロシア文学からの旅 交錯する人と言葉』
(ミネルヴァ書房、2022年)共著
・『ロシア文化事典』(丸善出版、2020年)共著
・ダニイル・ハルムス『言語機械 ハルムス選集』
(未知谷、2019年)訳書
・『理知のむこう ダニイル・ハルムスの手法と詩学』
(未知谷、2019年)単著
サムイル・マルシャーク『森は生きている~12の月のおとぎ話~』(絵・河合真維)という邦訳書を、児童向けの世界文学全集「小学館世界J文学館」の1冊として、小学館から刊行させていただけることになりました。下記の『言語機械――ハルムス選集』のあとがきにも書いたのですが、自分が大学でロシア語を履修したきっかけは、小さい頃に『森は生きている』を読んだことでしたので、今回翻訳の機会をいただき、大変うれしく、また光栄に思っています。(2022年11月)
『作家たちの手紙 Writers' Letters』(マール社)の翻訳を一部担当しました。担当箇所は、チェーホフ、ツヴェターエワ、マヤコフスキーの手紙とその解説です。いろいろな作家のいろいろな手紙(肉筆もタイプライターも)がカラーで掲載されており、圧巻です。(2022年11月)
『理知のむこう――ダニイル・ハルムスの手法と詩学』(未知谷)という研究書を上梓いたしました。大変光栄なことに、沼野充義先生に跋文(あとがき)をお書きいただいています。当サイト用に「拙著刊行に当たって」という短文を草しました。ご興味のある方はお読みください。(2019年3月)
(本の紹介ページ:UTokyo BiblioPlaza)
(English)
2019年7月27日に、『言語機械――ハルムス選集』という邦訳書を未知谷より刊行させていただけることになりました。もともと『理知のむこう――ダニイル・ハルムスの手法と詩学』は、理論篇と翻訳篇の二つで一冊の本、と考えていました。それが実現できず残念に思っていましたが、急遽このたびの出版が決まり、とてもうれしいです。
「ハルムス研究の記念すべき道標をうち立てた」――武田昭文先生に、書評をお書きいただきました。大変光栄なことです。もったいないお言葉の数々に、感激いたしました。誠にありがとうございます。
武田昭文「小澤裕之著『理知のむこう ダニイル・ハルムスの手法と詩学』」『ロシア語ロシア文学研究』
東京新聞12月22日朝刊の「2019 私の3冊」にて、沼野恭子先生が『理知のむこう――ダニイル・ハルムスの手法と詩学』を選んでくださいました。実は、何年も前に、沼野恭子先生の授業を受講したことがあります。その際、「チェーホフの感じ」というタイトルのレポートを提出したことなどが思い返されました。感慨もひとしおです。本当にありがとうございます。