別の仕事

 

2016年の秋頃より、ロシア文学とはまったく関係ない分野で仕事をしています。『MEETIA』というWEB雑誌での執筆です。これまでに、特集記事、ライブレポート、インタビューなどを担当してきました。取りあげた対象は、amazarashiというロックバンドとアニメーション映画監督の新海誠。どちらも、そのメジャーデビュー(商業デビュー)から間もない頃より、私が熱烈に応援してきた方々なので、自分が彼らについて書いた文章を公式に(仕事として)発表できるというのは、率直にいって望外の喜びでした。とりわけ、amazarashiのボーカル・秋田ひろむ氏にインタビューできたことは、いまだに我が事とは思えないほどの僥倖でした。

 

ただ、迅速さを要求されるWEB記事の性質上、文章作成にかけられる期間が非常に短く、少し時間が経ってから読み返してみると、満足のいかない箇所が多々あり、それに忸怩たる思いがします。また、クライアントからの依頼で書く場合は、自分の思うように書けないときもあるので、本当に凄まじい葛藤を何度か経験しました。

しかし、それをひっくるめても、やはりこれは幸いなのだと思っています。

 

最後に。このような機会と力を与えてくれた友人たちに(このサイトは見てないと思いますが)、ありったけの感謝を。

 

 (2017年4月16日)

その他(他媒体への掲載記事含む)

 

ジブリ、アニメーション

「宮崎駿『毛虫のボロ』イバラード目で世界を見る」(2018年)

ジブリ好きにおススメ、ネットで観られる短篇アニメーション5選」(2019年)

「『耳をすませば』実写版の天沢聖司はバイオリンを作っているか?」(2020年)

 

「『ペンギン・ハイウェイ』天才少年が解いた謎の名前は、悲しみ」(2018年)

「『ホフマニアダ』」(2019年)

「『羅小黒戦記』自然と人間の相克描くファンタジー映画の王道」(2019年)

 

「建て増しの運動――あるいは宮崎駿は完成しないことについて」(『モモイトリ』2017年)

「触覚的アニメーション」(『モモイトリ』2020年)

 

新海誠、ミュージックビデオ

秋が冬に恋する話 『秒速5センチメートル』と『言の葉の庭』」(2015年)

「新海誠のディスコグラフィー事始め――音楽は映画の、はんぶん。」(2016年)

「新海誠に捧げたい、隕石の降るミュージックビデオ 海外篇」(2018年)

「『天気の子』の新海誠監督へ、世界がオマージュを捧げた映像4編」(2020年)

 

「アニメ、マンガ、たまごっち――日本文化を映した海外MV」(2020年)

 

Eve、アート

「第11回恵比寿映像祭「トランスポジション 変わる術」を振り返る」(2019年)

「Eveの楽曲イメージを膨らませたイラストブック『ZINGAI』発売」(2020年)

「ソール・ライター展――神秘は日常にある」(2020年)

 

文学

「『世界泥棒』ぼくらの知らない世界の秘密についての物語」(2019年)

「文学の天下一武道会「ブンゲイファイトクラブ」開催中!」(2019年)

「おもしろい小説を読みたい人のための、ブックガイドのブックガイド5冊」(2020年)

 

「モスクワの書店事情」(『モモイトリ』2014年)

 

カフカの独楽、あるいは原型のアレゴリー(1)『ドストエフスキーと愛に生きる』」(2015年)

カフカの独楽、あるいは原型のアレゴリー(2)『戦場でワルツを』」(2015年)

「文学中毒ラリるれろ 『泰平ヨンの未来学会議』」(『アヴァンギャルドでいこう』2015年) 

 

「風景のないセンチメンタル・ジャーニー――町屋良平『青が破れる』評」(ある同人誌に掲載、2016年)

 

「20世紀ロシアの詩人たち」(『ゲストハウス』2014年)

 

コンスタンチン・ヴァーギノフ「詩は弦楽の…」」(2019年)

「川を観る会」によるマーサ・ナカムラ『狸の匣読書会』」(2020年)