日本語文献

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               ☆翻訳1

ダニイル・ハルムス『ウィリーのそりのものがたり』たかはしけいすけ訳、

ウラジーミル・ラドゥンスキー絵、セーラー出版、1996年。

――『ハルムスの小さな船』井桁貞義訳、長崎出版、2007年。

――『ハルムスの世界』増本浩子・ヴァレリー・グレチュコ訳、

ヴィレッジブックス、2010年。

――『ズディグル・アプルル』田中隆訳、未知谷、2010年。

――『シャルダムサーカス』田中隆訳、未知谷、 2010年。

――『ヌイピルシテェート』田中隆訳、未知谷、2011年。

――『言語機械――ハルムス選集』小澤裕之編訳、未知谷、2019年。

――『ハルムスの世界』増本浩子・ヴァレリー・グレチュコ訳、

白水社、2023年(2010年の同名書の増補改訂版)。

 

               ☆翻訳2

『あず』4号、1990年。

『カスチョール』11号、1996年。

『飛ぶ教室』8号、光村書店、2007年。

『アグネブーシカ ダニイル・ハルムス特集』5号、2008年。

柴田元幸編『モンキービジネス』vol. 1-2, 3.5, 4-8(野球号、眠り号、ナインストーリーズ号、少年少女号、対話号、箱号、物語号、音号)、ヴィレッジブックス、2008-2010年。

 

亀山郁夫・大石雅彦編『ロシア・アヴァンギャルド5 ポエジア 言葉の復活』国書刊行会、1995年。

柴田元幸編『昨日のように遠い日』文藝春秋、2009年。 

 

               ☆一般研究書

小澤裕之『理知のむこう――ダニイル・ハルムスの手法と詩学』未知谷、2019年。

 

井桁貞義『現代ロシアの文芸復興』群像社、1996年。

岩本和久「忘却のテキスト-『わが夫ダニイル・ハルムス』」『ユリイカ』9月号、青土社、2000年。

岩本和久『トラウマの果ての声』群像社、2008年。

大石雅彦『彼我等位』水声社、2009年。

風間賢二「不条理文学の奇才ダニール・ハルムス」『幻想文学 特集ロシア東欧幻想文学必携』21号、幻想文学会出版局、1988年。

――『快楽読書倶楽部』創拓社、1995年。

亀山郁夫「不条理的下層――ヴヴェジェンスキーとハルムス」『熱狂とユーフォリア』平凡社、2003年。

工藤正広『ロシア・詩的言語の未来を読む』北海道大学出版会、1993年。

鴻野わか菜「魔法使いはどこに棲む? ロシアの絵本と児童文学」『幻のロシア絵本 1920-30年代』淡交社、2004年。

鈴木正美『どこにもない言葉を求めて 現代ロシア詩の窓』高志書院、2007年。

東海晃久「言語の貧しさを敬え、あるいは死に、死にならえ、歌い人にして貧しき騎士よ」『イリュミナシオン』創刊号、EK-Stase、2021年。

沼野恭子『夢のありか』作品社、2007年。

沼野充義『永遠の一駅手前』作品社、1989年。

――「あまりに早すぎた前衛」『週刊朝日百科 世界の文学71』朝日新聞社、2000年。

 

               ☆研究論文

石橋良生「ハルムスにおける「リアルなもの」――連作『出来事』を中心に――」『ロシア語ロシア文学研究』37号,2005年。

――「ダニイル・ハルムスの「不可能な対象」」『ロシア語ロシア文学研究』41号、2009年。

伊藤友計「ザボロツキーのアイロニーとグロテスク――詩人の創作前半期――」『SLAVISTIKA』18号、2003年。

――「ザボロツキーの創作後半期(1932-1958)について――自然観と視覚を中心に――」『SLAVISTIKA』21/22号、2006年。

小澤裕之「ダニイル・ハルムスの作品における個性の問題――1930年代の創作について――」『SLAVISTIKA』XXⅥ、2011年。

――「オベリウ以前のハルムスの詩学」『SLAVISTIKA』XXⅦ、2012年。

――「ハルムス(笑いの問題)――風刺・ズドヴィーク・位置ズラシ」『れにくさ』3号、2012年。

――「なぜハルムスはトゥファノフから離反したか――人間関係と詩学の観点から」『SLAVISTIKA』XXⅨ、2014年。

――「遊歩する眼球:エマソンの目からザボロツキーの目へ」『れにくさ』5-2号、2014年。

――「ザーウミへの鎮魂歌:『エリザヴェータ・バム』の三つの源泉」『ロシア語ロシア文学研究』48号、2016年。

――「ファウストの軌跡:ハルムス『報復』におけるモチーフの研究」『スラヴ研究』64号、2017年。

――「光の詩学」『れにくさ』7号、2017年。

――「壁を抜ける、壁を作る――オベリウ派ウラジーミロフとハルムスの創作について」『れにくさ』10-1号、2020年。

――「「壁のむこうに男が座っている…」:ハルムスの散文における近代的理性の超克」『SLAVISTIKA』XXXⅤ、2020年。

貝澤哉「オベリウ物語」『あず』4号(1990年)。

亀田真澄「演劇における現前性とテクスト――ハルムスとヴヴェジェンスキーの戯曲作品の比較――」『SLAVISTIKA』XXⅣ、2008年。

田中泰子「D. ハルムス(1905-1942)と「オベリウ」グループの詩人たち」『カスチョール』11号(1996年)[『アグネブーシカ』5号(2008年)に再録]。

プチーロワ、エヴゲーニヤ(須佐多恵抄訳)「ロシア児童文学史 vol. 5」『カスチョール』33・34合併号(2017年)。

本田登「フレーブニコフの『カー』とハルムスの『ラーパ』における時間概念の共通性」『現代文芸研究のフロンティア 』V2004年。

――「レオニート・リパフスキイの「流動する世界」――『対話詩』の解釈を中心に」『ロシア・東欧研究』35号、2006年。

――「ダニイル・ハルムスの『エリザヴェータ・バム』における言葉とリアル――「山上の家」をめぐって――」『SLAVISTIKA』ⅩⅩⅢ,2007年。

――「『フニュ』の解釈に基づくダニイル・ハルムスの世界観の考察――古代エジプト神クヌムと関連させて――」『ロシア・東欧研究』37号,2008年。

――「アレクサンドル・ヴヴェジェンスキイ『獣でなくて残念だ』における「私」の世界観――揺れる動きと流動する世界」『ロシア語ロシア文学研究』41号、2009年。

八木君人「ヴァギノフ『山羊の歌』における「作者」の問題」『ロシア文化研究』11号、2004年。

――「K・ヴァギノフ『山羊の歌』における「コレクション」の問題」『ロシア語ロシア文学研究』36号、2004年。

――「『山羊の歌』における時空間の問題」『現代文芸研究のフロンティア 』V2004年。

 

 

               ☆その他

『映画パンフレット ハルムスの幻想』 1989年。

増本浩子&ヴァレリー・グレチュコ『ハルムスの世界 online only』

ヴァレリー・グレチュコ『ハルムス入門』

沢月尋「ハルムスを読もう!」2015‐2016年。

武田昭文『アカデミヤ・ザーウミの詩人たち――あるいはロシア・アヴァンギャルドのもうひとつの系譜――』1998年。

村田真一「ベオグラードのハルムス生誕100年記念国際学会『ダニイル・ハルムス――活動と消滅のアヴァンギャルド――』」2006年。

 

 

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